太田ステージによる自閉症療育の宝石箱

※画像提供:日本文化科学社

 

永井洋子 太田昌孝 編

発行元 日本文化科学社
価格 2,800円(本体)+税
商品コード 001-5066
サイズ A5判 188頁

 

概要

自閉症の子どもの認知発達の段階を評価し、その子に合った治療教育を行うことができる「太田ステージ」。本書は自閉症ならびに太田ステージの概要を簡潔に解説し、それぞれのステージごとに療育目標と、子どもとの日常の中でできる療育実践の方法を具体的に示しています。
発達段階StageⅣの療育まで盛り込むことで高機能自閉症にも対応し、また、行動障害への予防的な働きかけや向精神薬の解説も含んだ、自閉症療育のエッセンスがつまった一冊です。子どもの発達の中に隠された輝く宝石を、本書を通じて見つけてください。
 

目次

はじめに

第1章 自閉症とは
自閉症とはどんな障害か
自閉性障害の診断基準
自閉症の障害モデル
自閉症に見られる異常行動
多動/こだわり/パニック/極端な偏食/常同運動/奇声・独語/自傷/
攻撃行動(他害・器物破損)
自閉症に併存する症状・障害
発達のために必要な条件
ことばの基礎となるコミュニケーション機能の発達 /
諸機能の発達から見た自閉症の心の特徴
自閉症の発達の不均衡さと感覚の異常
発達の不均衡さ/認知発達の個人差/感覚の異常
障害の気づきと受診
自閉症の子どもの初期の状態/専門機関の受診

 

第2章 太田ステージとは
子どもの認知発達と太田ステージ
LDT-Rによる太田ステージの評価
LDT-Rの実施に必要な用具/LDT-Rの実施の仕方/LDT-R の留意点
太田ステージによる療育

 

第3章 太田ステージによる療育の実践
ライフステージを踏まえた療育の実践
3次元からの療育の実践
第1次元:認知・情緒の発達を促す/第2次元:適応行動の形成を促す/
第3次元:異常行動の予防と減弱
太田ステージによる療育実践の進め方

StageⅠの療育
StageⅠの子どもの特徴
対人関係/コミュニケーション・要求手段/行動・興味・活動/その他
StageⅠの療育目標と日常の関わり
[療育目標1]人との愛着を高め、意欲を育てる
[療育目標2]言葉をはじめとするシンボル機能の芽生えを促す
[療育目標3]日常生活での基本的な適応行動がとれるようにする
StageⅠの療育の留意点

StageⅡの療育
StageⅡの子どもの特徴
対人関係/コミュニケーション・要求手段/行動・興味・活動
StageⅡの療育目標と日常の関わり
[療育目標1]言葉だけでなく、模倣、指さしなど多くの側面からシンボル機能の芽生えを
促し、確実にする
[療育目標2]人への関心の芽生えをよい方向に育てる
[療育目標3]日常生活の範囲での適応行動を身につけさせる
StageⅡの療育の留意点

StageⅢ-1の療育
StageⅢ-1の子どもの特徴
対人関係/ コミュニケーション・要求手段/ 行動・興味・活動
StageⅢ-1の療育目標と日常の関わり
[療育目標1]シンボル機能を育て、語彙や言葉の意味を広げる
[療育目標2]コミュニケーション能力や対人関係への意欲を育てる
[療育目標3]日常生活を自立的にできるようにする
StageⅢ-1の療育の留意点

StageⅢ-2の療育
StageⅢ-2の子どもの特徴
対人関係/コミュニケーション・要求手段/行動・興味・活動
StageⅢ-2の療育目標と日常の関わり
[療育目標1]芽生えた関係の理解を基に思考の柔軟性を培う
[療育目標2]対人関係・コミュニケーションを豊かにし、自発性や自我形成を促す
[療育目標3]集団や社会場面での適応行動を形成する
StageⅢ-2の療育の留意点

StageⅣの療育
StageⅣの子どもの特徴
対人関係/コミュニケーション・要求手段/行動・興味・活動/その他
StageⅣの療育目標と日常の関わり
[療育目標1]理解の普遍性を高め、因果関係の理解を伸ばす
[療育目標2]自分以外の視点から考えたり思いやれるようにする
[療育目標3]自己マネジメント力と自己肯定感を育て、よりよい社会適応を目指す
StageⅣの療育の留意点

 

第4章 行動障害の予防と対応
行動障害への対応
「火山モデル」から予防を考える
A:長期予防のための働きかけ(基礎づくり)/B:障害特性による予防的働きかけ/
C:予測される行動への予防的対処/D:行動障害への直接的対処/
E:行動障害の分析
「火山モデル」の活用事例
ケンタ君の概略/ それまでの対応/「火山モデル」の活用
まとめ

 

第5章 自閉症に関する薬―向精神薬を中心として―
この章を読むにあたって
薬物療法の意義と留意点
向精神薬による薬物療法/薬物療法の一般的留意点/
自閉症の子どもたちへの薬物療法の留意点
向精神薬の作用の概略
抗精神病薬/抗不安薬/抗うつ薬/気分安定薬/中枢刺激薬/睡眠薬/抗てんかん薬
自閉症の症状ならびに併存症への薬
脳機能障害の改善を目的にする薬/自閉症の異常行動や情緒の症状への薬/
ADHD が併存する場合の薬/てんかんが併存する場合の薬/
トゥレット症候群が併存する場合の薬/強迫性障害が併存する場合の薬/
気分障害が併存する場合の薬/心因反応や神経症様状態が併存する場合の薬/
統合失調症が併存する場合の薬/カタトニアが併存する場合の薬
まとめ

 

付録
LDT-R1 図版
LDT-R2 図版
LDT-R3 図版
LDT-R4 で用いる道具とサイズ
LDT-R 記録票

 

文献


おわりに

 

 


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